BTOパソコン


 パソコンは、カスタマイズの度合いに応じて、「既製パソコン」、「BTOパソコン」、「自作パソコン」に分類されます。どれを選んだらいいのか、悩ましいところがあるかと思います。パソコンは数万円から20万円近くと、値段の幅も広いですね。自分に合ったパソコンを選ばないと、無駄な買い物にもなりかねません。
 ということで、本コーナーでは、BTOパソコンについて、かいつまんで解説したいと思います。

 「BTOパソコン」のBTOとは、Build to Order の頭文字を取ったもので、「注文生産」のことをいいます。つまり、自分が希望するスペック(パーツの性能)を自由に選べる(カスタマイズ)できる製品のことを、BTOパソコンといいます。

「BTOのパソコン」のメリット(長所)は、

・自分が納得するスペックのパソコンを購入できる(リスト選択するだけ!)
・値段が安い(無駄なソフトや流通コストが入っていない)。
・「自作パソコン」のような「部品同士の相性の良し悪し」を心配する必要がない。
・PCリサイクル法の適用を受けている(廃棄時も安心!)。

 ・・・と、とにかくラクで安心というメリットがあります。パソコン購入が初めてという方には最適です。一方、デメリットは、

・「性能を重視」なので、見た目がイマイチ(最近はそうでもありませんが)
・いわゆる「後発ブランド」が多い
(※)
・ご高齢な方などの超初心者には、あまり向かない。

 などです。つまり、「実利重視」なので、好きなスペックを自由に選べ、しかもメーカーの工場から直販されるので、とにかく安いのです。
 また、自作パソコンのように、「部品同士の相性が悪くて、完成してもうまく作動しない」といった心配がなく、メーカー側で提示されている最適な部品の中から選ぶだけなので、とても簡単です(詳しくは、当サイト内「パーツ選びのポイント」をご覧になってください)。
 なお、「見た目がイマイチ」と書きましたが、確かにタワー型のデカいパソコンは、やや不格好ですが、その分、あとでハードディスクを増設したり、高性能な部品に交換するなどの「融通が利く」ような設計となっています。また、最近では「キューブ型パソコン」や、「カラフルなスリム型パソコン」なども販売されているので、最近はそうとも言えませんね。