自作パソコン


 パソコンは、カスタマイズの度合いに応じて、「既製パソコン」、「BTOパソコン」、「自作パソコン」に分類されます。どれを選んだらいいのか、悩ましいところがあるかと思います。パソコンは数万円から20万円近くと、値段の幅も広いですね。自分に合ったパソコンを選ばないと、無駄な買い物にもなりかねません。
 ということで、本コーナーでは、BTOパソコンについて、かいつまんで解説したいと思います。

 「自作パソコン」とは、文字通りパソコンの部品を自分で組み立てて製作するパソコンのことをいいます。自作パソコンには、「部品選びから完全に自分で行う」ものと、「自作パソコン作成キット」のようなものとがあります。

 前者の「部品選びから完全に自分で行うパソコン」は、パーツごとの相性の良し悪しを見極めるのが難しく、例えばCPUとメモリの相性が良くないだけで、うまく作動しないこともあります。マニアックな知識があっても、結構リスクの高いものといえます。また、各パーツの小売価格は、結構な値段なので、完成品となるまでの部品価格を合計すると、BTOパソコンよりもかなり高くなることもあります。また、PCリサイクル法の適用も受けられません。

 後者の「自作パソコン作成キット」は、あらかじめ動作確認された部品をセット販売しているため、部品自体の相性の良し悪しをを心配する必要はありません。また、パソコンを作る楽しみもあります。しかし、PCリサイクル法の適用は受けられませんので、廃棄の際は自己責任となること、また完成品として販売されているBTOパソコンとの価格差がないこと(自分で作るからと言って安いわけではない)といったことがあります。